マルコスさんの音の世界は、毎週子ども達が楽しみにしている時間です。さぁ、今日もsound workshopが始まりました。
今日の題目は、音当てクイズでした。身近にあるモノが奏でる音がなんなのかを当てるゲームです。普段は全く注意を払っていないけれど、どこかで聞いた事がある、そんな音のクイズでした。
みんなマルコスさんに背を向けて、どんな音が聞こえてくるのか耳を澄ませます。ビンを叩く音、ヤカンのフタ、割りばし、水、新聞紙を破る音、マジックテープ、歯磨き(をする時の音まで!)などなどです。絶対聞いたことがある音ばかりだけど、何の音かわからないものです。普段意識していないところに焦点を当てると新鮮さ倍増です。
クイズが終われば、実際どんな音が出るのか自分たちで地際触って確かめました。
息を吹きかけて微妙な加減で音が出たり出なかったりします。そんな加減具合も学びながら、真剣にあれこれと試しています。いい表情です。
マルコスさんの奏でる音に、自然とみんなが集まります。様々な素材で出来た鈴の音も聞いてみました。欧州の牧場で、羊や牛を飼う時にベルを付けますが、それぞれが特徴ある音のベルを付けているようです。ベルの音の違いだけでも、他の羊や牛たちと区別が出来る程とのことです。ベルを付けた家畜がいることを知っている方は多いと思いますが、そんな違いまで気を配る方は稀なはずです。こんな小噺を聴くのも楽しいひと時です。
毎回異なった企画をして下さるので、僕たち大人もこの時間が楽しみです。どの子も良い耳をしています。聴覚にも、意識を働かせることでまさに見えないものが見えてくる、そんな世界です。